更新日: 2026年3月15日
インデックスファンドとは?仕組みと選び方を初心者向けに解説
投資の王道とも言えるインデックスファンド。 仕組み、メリット・デメリット、そして2026年現在の主要ファンド比較を初心者にもわかりやすく解説します。
投資に関する重要なご注意
※投資にはリスクがあります。余裕資金で行いましょう。本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
インデックスファンドとは
インデックスファンドとは、日経平均株価やS&P500などの株価指数(インデックス)に連動する値動きを目指す投資信託です。
主要なインデックス(指数)
- ・日経平均株価(日経225):日本を代表する225社の株価の平均
- ・TOPIX:東証プライム市場の全銘柄の時価総額加重平均
- ・S&P500:米国の大型株500社の時価総額加重平均
- ・MSCI ACWI:世界約50カ国の株式を網羅(全世界株式)
- ・FTSE Global All Cap:世界中の大型〜小型株を網羅
例えば、S&P500に連動するインデックスファンドを1つ買うだけで、Apple、Microsoft、Amazon、Google、Teslaなど米国の大企業500社に自動的に分散投資できるということです。
インデックスファンドの仕組み
投資家が資金を出す
あなたが毎月一定額を積立投資。100円から購入できるファンドもあります。
運用会社が指数に合わせて株式を購入
三菱UFJ国際投信(eMAXIS Slim)などの運用会社が、集めた資金で指数と同じ構成比率で株式を購入。
指数に連動して基準価額が変動
S&P500が1%上昇すればファンドも約1%上昇。下落すれば同様に下落。
信託報酬が自動的に差し引かれる
運用管理費として年0.05〜0.2%程度が純資産から日割りで差し引かれます(別途支払いは不要)。
インデックスファンドのメリット・デメリット
メリット
- ✓コストが安い — 信託報酬0.05〜0.15%。アクティブファンド(1〜2%)の10分の1以下。
- ✓分散投資が自動 — 1本買うだけで数百〜数千社に分散。個別株のリスクを大幅に軽減。
- ✓長期で約80%のアクティブファンドに勝つ — プロでも市場平均に勝ち続けるのは難しい。
- ✓手間がかからない — 銘柄選びや売買タイミングを考える必要なし。積立設定をしたら放置でOK。
- ✓少額から始められる — SBI証券や楽天証券なら100円から購入可能。
デメリット
- ✗市場平均以上のリターンは狙えない — 指数に連動するため、大勝ちはない。
- ✗暴落時は大きく下落する — コロナショックでは30%以上下落。精神的な負担が大きい。
- ✗短期で大きく稼ぐのは難しい — 長期投資(10年以上)が前提。
- ✗元本保証ではない — 預金と違い、元本割れの可能性がある。
インデックスファンドの選び方5つのポイント
信託報酬が安いこと(最重要)
信託報酬は毎年かかるコスト。0.1%の差でも30年間で数十万円の差に。0.1%以下を目安に選びましょう。
純資産額が大きいこと
純資産額が大きいほど安定した運用が可能。100億円以上が一つの目安。繰上償還(ファンドの解散)リスクも低くなります。
ベンチマーク(指数)との乖離が小さいこと
トラッキングエラー(指数との差)が小さいファンドほど優秀です。運用報告書で確認できます。
運用実績が十分にあること
設定から3年以上経過しているファンドが安心。新しいファンドは信託報酬が安くても運用の安定性が未知数です。
購入できる証券会社が多いこと
主要ネット証券(SBI、楽天、マネックス等)で購入できるファンドを選びましょう。
主要インデックスファンド比較表
全世界株式
| ファンド名 | 信託報酬 | 純資産額 | ベンチマーク |
|---|---|---|---|
| eMAXIS Slim全世界株式(オルカン)おすすめ | 0.05775% | 5兆円超 | MSCI ACWI |
| 楽天・オールカントリー | 0.0561% | 3,000億円超 | MSCI ACWI |
| SBI・V・全世界株式 | 0.0638% | 500億円超 | FTSE Global |
米国株式(S&P500)
| ファンド名 | 信託報酬 | 純資産額 | ベンチマーク |
|---|---|---|---|
| eMAXIS Slim米国株式(S&P500)おすすめ | 0.09372% | 6兆円超 | S&P500 |
| SBI・V・S&P500 | 0.0938% | 1.5兆円超 | S&P500 |
| 楽天・S&P500 | 0.077% | 2,000億円超 | S&P500 |
※口座開設・購入手数料は無料です
S&P500 vs 全世界株式 どっちを選ぶ?
| 比較項目 | S&P500 | 全世界株式 |
|---|---|---|
| 投資対象 | 米国大型株500社 | 世界約50カ国3,000社以上 |
| 過去10年リターン | 年12〜14% | 年10〜12% |
| 分散度 | 中(米国のみ) | 高(世界中) |
| 米国集中リスク | あり | 軽減される |
| こんな人向け | 米国経済の成長を信じる人 | 迷ったらこれ。世界全体に分散 |
結論:どちらも優秀ですが、迷ったら全世界株式(オルカン)がおすすめです。米国が不調になっても他の国でカバーできるため、より安心して長期保有できます。
NISAでの活用方法
インデックスファンドはNISAとの相性が抜群です。通常約20%かかる税金がゼロになります。
| NISA枠 | 年間上限 | おすすめファンド |
|---|---|---|
| つみたて投資枠 | 120万円 | eMAXIS Slim全世界株式 or S&P500 |
| 成長投資枠 | 240万円 | 同上 + ETFも購入可能 |
税金の節約効果:100万円の利益が出た場合、通常は約20万円の税金がかかりますが、NISAなら0円。長期投資するほど節税効果は大きくなります。NISAの始め方はこちら
インデックスファンドの始め方
ネット証券で口座開設(無料)
SBI証券か楽天証券がおすすめ。NISA口座も同時に申し込みましょう。スマホから最短10分で申込完了。
ファンドを選ぶ
迷ったら「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」の1本でOK。
毎月の積立金額を設定
月1,000円からでもOK。無理のない金額で始めましょう。余裕ができたら増額すればOKです。
あとは放置するだけ
自動積立を設定したら、あとは何もしなくてOK。値動きを気にしすぎないことが長期投資成功のコツです。
積立シミュレーション
インデックスファンドで毎月積立投資した場合の資産推移(年利5%で計算)。
| 月額 | 10年後 | 20年後 | 30年後 |
|---|---|---|---|
| 月1万円 | 約155万円(元本120万円) | 約411万円(元本240万円) | 約832万円(元本360万円) |
| 月3万円 | 約466万円(元本360万円) | 約1,233万円(元本720万円) | 約2,497万円(元本1,080万円) |
| 月5万円 | 約776万円(元本600万円) | 約2,055万円(元本1,200万円) | 約4,161万円(元本1,800万円) |
※上記は年利5%の複利計算による概算です。実際のリターンは変動します。詳しい積立シミュレーションはこちら