葬儀費用がない時の対処法 格安葬儀と公的補助

突然の不幸で葬儀の手配が必要になったけれど、費用が足りない。平均195万円と言われる葬儀費用ですが、直葬なら15〜30万円、公的補助も利用可能です。 この記事では、費用を抑える葬儀の方法と、利用できる公的制度を解説します。

最終更新: 2026年3月15日

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葬儀形式別の費用比較

葬儀形式 費用相場 内容 参列者
一般葬 150〜250万円 通夜+告別式+火葬+会食 50〜200人
家族葬 50〜100万円 通夜+告別式+火葬(小規模) 10〜30人
一日葬 30〜60万円 告別式+火葬(通夜なし) 10〜30人
直葬(火葬式) 15〜30万円 火葬のみ(式なし) 家族のみ

ポイント: お金がない場合は直葬(火葬式)が最もリーズナブルです。宗教的な儀式が必要な場合は後日「お別れの会」を開くこともできます。

費用を抑える葬儀の方法

格安葬儀サービスを利用する

「よりそうお葬式」「小さなお葬式」「イオンのお葬式」など、定額プランを提供するサービスがあります。直葬プランは10〜20万円台から。事前に複数社の見積もりを取りましょう。

市民葬・区民葬を利用する

自治体と提携した葬儀社による低価格の葬儀プラン。市区町村の窓口で紹介してもらえます。一般葬でも50〜80万円程度で行えることがあります。

不要なオプションを断る

祭壇のグレードアップ、高額な棺、返礼品の上乗せなど、葬儀社が勧めるオプションは断っても問題ありません。基本プランで十分です。

公営斎場を利用する

火葬場に併設された公営斎場は使用料が安い(無料〜数万円)。民間のセレモニーホールより大幅に費用を抑えられます。

公的補助・助成金一覧

制度 支給額 対象 申請先
葬祭扶助(生活保護) 約20万円(全額公費負担) 生活保護受給者、扶養義務者不在の場合 福祉事務所(葬儀前に申請)
埋葬料(健康保険) 5万円 故人が健康保険加入者 健康保険組合
葬祭費(国民健康保険) 3〜7万円(自治体による) 故人が国保加入者 市区町村
葬祭料(労災) 約70万円〜 労災で亡くなった場合 労働基準監督署

注意: 葬祭扶助は葬儀を行う前に申請が必要です。先に葬儀を行ってから事後申請はできません。福祉事務所にすぐ相談しましょう。

重要: 公的制度の情報は最新の公式情報をご確認ください。

故人の預金からの仮払い制度

2019年7月から、遺産分割前でも故人の預金を引き出せる「仮払い制度」が利用できます。

仮払いの上限額

預金残高 × 1/3 × 法定相続分(上限: 金融機関ごとに150万円)

例: 預金300万円、相続人が配偶者の場合 → 300万×1/3×1/2 = 50万円まで引き出し可能

必要書類

  • 故人の戸籍謄本(出生から死亡まで)
  • 相続人全員の戸籍謄本
  • 引き出しをする相続人の本人確認書類・印鑑

葬儀費用の工面方法

1. 故人の預金の仮払い(上記の通り)

金融機関に相談して仮払い制度を利用しましょう。

2. 生命保険の確認

故人が生命保険に加入していれば、死亡保険金を葬儀費用に充てられます。保険会社に連絡すれば、通常1週間程度で支払われます。

3. 葬儀社の後払い・分割払い

多くの葬儀社が後払い(1〜2週間後)に対応しています。分割払いやクレジットカード払いが可能な場合もあります。

4. 不用品・遺品の売却

故人のブランド品、貴金属、時計などを買取業者に売却して費用に充てる方法もあります。

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葬儀後に受け取れるお金

項目 金額目安 申請期限 申請先
埋葬料・葬祭費 3〜7万円 2年以内 健康保険組合・市区町村
死亡保険金 契約による 3年以内 保険会社
遺族年金 年58〜120万円 5年以内 年金事務所
未支給年金 1〜2ヶ月分 5年以内 年金事務所
高額療養費の払い戻し 個人による 2年以内 健康保険組合・市区町村

よくある質問

Q. 葬儀費用の全国平均はいくらですか?
A. 日本消費者協会の調査では、葬儀費用の全国平均は約195万円(2022年)です。ただし、これは一般葬(通夜+告別式)の場合で、家族葬なら50〜100万円、直葬(火葬のみ)なら15〜30万円に抑えられます。近年は小規模な葬儀を選ぶ方が増えています。
Q. 葬儀費用を払うお金が全くない場合はどうすれば?
A. 市区町村の「葬祭扶助」制度が利用できます。生活保護受給者や、身寄りがなく葬祭を行う者がいない場合に、最低限の火葬・埋葬費用(約20万円)が公費で支給されます。福祉事務所に相談しましょう。また、故人の銀行口座から葬儀費用を仮払いできる制度もあります。
Q. 葬儀費用は故人の預金から払えますか?
A. はい。2019年7月から「遺産の仮払い制度」が始まり、遺産分割前でも金融機関ごとに「預金残高×1/3×法定相続分」(上限150万円)を引き出せます。金融機関の窓口に、故人の戸籍謄本、相続人の戸籍謄本、本人確認書類を持参して手続きします。
Q. 直葬(火葬のみ)の費用はいくらですか?
A. 直葬の費用は15〜30万円が相場です。内訳は搬送費(2〜5万円)、棺(3〜10万円)、火葬料(無料〜6万円、自治体による)、骨壷(5,000〜3万円)、安置料、諸手続き費用です。通夜・告別式を行わないため、大幅に費用を抑えられます。
Q. 葬儀後に受け取れるお金はありますか?
A. 埋葬料・葬祭費(健康保険から5万円、国保から3〜7万円)が受け取れます。また、生命保険の死亡保険金、遺族年金、未支給年金なども確認しましょう。故人が労災で亡くなった場合は葬祭料(約70万円〜)が支給されます。

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